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外国人技能実習制度事業での稼ぎ方 [組合などの監理団体について]

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私見の域を出ませんが、書いてみます。
ぶっちゃけ儲けを出すのは長い道のりだと思います。

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おカネは大事です。
偉そうなタイトルを書いてますが、
私自身、たぶん他人様以上におカネには執着がなさ過ぎて、
ぶっちゃけ困ってます。苦笑
経営者の端くれとしては失格なのかもしれません。


でも、憂さ晴らし的に書いてみます。


ちゃんと儲かっているところは素晴らしいですね。
羨ましい限りです。


万が一、この事業に魅力を感じて参入してきてる方々にとって、
残念なお話になるのであれば大変申し訳ありません。汗


儲かるのは、本当にほんの一握りだけだと思います。
それも、楽して儲かるのは、おそらくほぼいないのではと。


ぶっちゃけ、それなりの受入人数を抱えて、
無理なく無駄なく回しているところだけでしょう。


いや、どんな業界でも事業なんてそんなものかもしれません。

そこまで辿り着くのに、
相当な苦労とおカネと時間を使い込んでいるのでしょう。


あ、ちなみに、儲かるって、どの程度をイメージされていますか?

毎月100万以上もらえると思っていますか?


個人的には、なかなかありえない。
よほどの大手のトップでもない限り。


純粋に、技能実習制度事業だけで考えます。


月の監理費だけが粗利原資です。

例えば、3万円×100人いるとしましょう。
受入先は、5人平均で、20社とします。


20社100人を適正に回すために、
どれだけのコストが必要でしょう。


営業(担当職員)は、2人でそれぞれ10社50人を見ているとします。
一人で50人も顔と名前が一致して人とナリを把握して、
適正監理指導を行うのも相当大変ですが、
ここではプロとして対応できるとします。
事務員も最低1人は必要でしょう。
ここも一人で20社の事務管理をするのも相当大変ですが、
器用にこなせる慣れた事務員だとしましょう。

組織もろくになく、担当職員が理事長であり専務理事であったとします。

事務所もちゃんとあって、OA機器もあり、
携帯もスマホで、海外との段取りやそれぞれの折衝、段取り、
色々を3人で回します。

適当にコスト割り振りしてみますと、
理事長、専務理事が30万ずつもらうと、諸経費含めると約45万。
事務員が25万もらうと、諸経費込みで約40万。
人件費だけで約130万。
賞与は無しです。

20社もあって、
毎年更新がかかるので、面接同行します。
年に20回は渡航する場合、
一回の同行でケチケチにしても約10万は飛んできます。
年間約200万、月でならせば約17万。

人件費と足すと約150万。


他に、家賃、国内交通費、各種書類の郵送費、
もろもろで毎月30万は固定費がかかるとして、
目に見えそうなコストだけで約180万円です。


お、なら120万も手残りがあるのでは...
と思いますが、
目に見えないイレギュラーなコストは、
実は毎年かなりあります。

大きいのは、ここまで持っていくまでにかけてきたコストです。
おそらく累計的に1千万はくだらないでしょう。

加えて、20社100人と簡単に書いていますが、
いきなり立ち上げから20社100人になるはずもないし、
そもそも器をつくることから始める場合、
もっと時間がかかります。


人の気持ちとして、
それだけ時間とコストと労力をかけてきて、
月の所得が30万じゃ、割に合わない...となっても、
じゃぁ、人を増やせばもっと利益が出るのかといえば、
決してそうではありません。

ここでの前提は、たった3人であっても、
少数精鋭で、
入口から出口まで酸いも甘いも
ある程度は経験しわかっている人財同士がタッグを組んでの話です。


当然ながら、総会も開かねばならないし、
外部監査役員だってお願いせねばなりません。
一次事業もこなさねばなりません。
そうそう、必要に応じて通訳も雇用もしくは外注せねばなりません。
税金だって支払うし、税理士、労務士とのお付き合いも必要でしょう。


100人とはいえ、途中帰国だって起こりえるし、
もしかしたら失踪者も出ます。


複数国、複数の送り出し機関との提携を考えれば、
手間は煩雑になり、管理は大変です。



だから、技能実習制度事業で稼ごうとするならば、
よほどの経済的余力のある方が、
副次事業的に取り組むのか、
スポンサーとタッグを組んで、
それほど儲からない前提で、それでも事業に取り組むのか、
せねば、途中で力尽きます。

その点の理解は難しいので、
事前によくよくの話をしていないと、
スポンサーも途中で話が違うとか、
いつまでいくらお金を必要とするんだとか、
言い出します。

現場で話が進んでいる場合、
途中で投げ出せず、ズルズルと行きます。
結果、継続できなくなり、
自身が食っていく為の悪質なブローカーの出来上がりです。



もちろん、数の論理はおカネの面では有効なので、
200人40社になれば、
もう二人増やしたら、増やした分、
ちゃんと回せられる人財であれば、
監理団体として残る利益は生まれることでしょうから、
それらをさらに分配していくことは可能です。
いや、分配せねば、利益を出しちゃいけないですからね。苦笑


でもね、
そんな経験豊富な即戦力なんて、どこにもいません。
いたらいたで、所属先で大事にされてます。
自身の都合の合うタイミングで、
素晴らしく意気投合できる人財に巡り合うこともありません。


ゼロから育てる以外に道はありません。
*本解体新書企画を上手にご活用いただくと負担も少なく済むとは思います。

繰り返しますが、
どんな事業でも道のりは困難です。
ただし、実際に経験を重ねて
一つ一つ実感を伴い自身の糧として成長していくこの事業では、
一人で対応可能な職員を育て上げるには、
どうやっても時間がかかります。


先に述べた120万の残りで、何ができるか。
儲かった~、よほほーい!と手放しで喜べるはずもありません。


まして、特定技能や留学生の就職緩和条件など、
並行して対応できるほどの余力も必要です。


ただ、まずはこのレベルにまでのし上げないことには、
話にもなりません。


これを儲かるとみるか儲からないとみるかは、
受け取る方次第です。


さらにいえば、
最初はたくさんの方が儲かると思って参入してきますが、
儲け重視、最優先で事業を進めると、
絶対どこかでおかしくなっていき、カネの亡者にしかならないので、
どこまでも目線は、当たり前ですが、
受入企業側にとって、
実習生側にとって、
継続できるものかどうかを最優先に定めねば、
事業そのものが安定して継続できない事業です。


これらを踏まえて、
日々の業務に取り組み、
ポイントを押さえた先回りのかばい手が、
どれだけ真摯にできるかで、
結果、儲けにつながると思います。


ぶっちゃけ、サラリーマン的な一職員には、
なかなか理解が及ばない部分ですが、
一職員であっても、
こういった構造を承知していなくては、
自身の給料も上がるはずがないので、
見えるようになっておくことは、
稼げるようになるためには必須事項です。


おそらく特定技能でも同様でしょう。


稼ぎたい方は、ぜひこういった経営的な視点を含め、
独りよがりな陰口をたたくことなく、
自ら成長して、適正に稼げる人財になっていくことべきでしょう。


逆を言えば、
知識と経験は稼ぎを生みます。


お互い、もっともっと成長していきたいものですね。


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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

注:スマホなどでの閲覧の場合、最下部のPCでの閲覧に
  切り替えいただければご覧いただけます。

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とある読者

毎日ブログ読み参考になります。(有料会員にはなってません)

先日偶然他の介護現場を見る機会がありました。留学生か、EPAか、
技能実習生か、日本人配偶者や永住者かは不明ですが。高齢者
外出行事でした。日本人運転手兼介護職1人と、2人の外国人で複数の歩ける方や車椅子の日本人高齢者をリフト付きハイエースに乗降し、高齢者と店内お買い物を楽しんでいました。

一番驚いたのは、日本人1人に対して、2人の外国人、歩ける高齢者が数人と複数車椅子、しかも若い外国人でした。若い方が職場にいると職場に活気が出ます。時代は変わったなと痛感します。

外国人の方が日本で生活すると、衣食住も色彩や使い方の発想が豊かになると思います。こういった文化というか料理とか、経済に刺激が
あると思います。 儲けにはなりませんが商品の多様化にもなる。

個人的には、外国人の方が公園で、クリケットしていたり、アジアの
自分は知らないスポーツ?的なことをしていると懐かしさや新鮮さがあります。

介護職が永住出切る様になると介護の方法も変化すると思います。
by とある読者 (2018-12-01 17:00) 

元技能実習生監理団体職員

介護職でもすでに選択肢としては永住化の道は開けています。
介護の就労資格で10年以上生活を安定させ、
納税に努め、品行方正に更新を繰り返せば、
現行でも永住は可能なはずです。

実際は受け入れしてみないと、
共に寄り添い過ごしてみないと、
酸いも甘いもわかりません。

知識も経験も必要ですが、
実際にはゴールはないので、
ある程度の覚悟ができたならば、
実際に伴走しながら経験を積んでいくことが肝要です。

ナメている、
面倒だから怠ける、
目の前にニンジンがぶさがっていない、
などにより、
受入したは良いけど惰性になるのが問題です。

誰もが初心者だったころはあるものです。
良きガイドラインや相談先があって、
初めて多少なりともまっすぐ道を歩いていけるのかと思います。

僭越かつ生意気にスミマセン。

一緒に踏まえて乗り越えていくことが大切です。

by 元技能実習生監理団体職員 (2018-12-03 10:01) 

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