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技能実習生受け入れ上の問題点を三菱と日産の事件から紐解いてみると [技能実習生受入時の本音の問題点]

三菱に続き、日産でも技能実習生の不正が発覚しましたね。
以前と違い監理団体名まで明記されて...

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念のため、記事リンク先を今一度、載せておきます。

三菱自、技能実習で不正 本社が実態を把握できておらず
朝日新聞DIGITAL 2018年5月25日05時03分
https://www.asahi.com/articles/ASL5L45GML5LOIPE016.html



日産技能実習不正、少なくとも昨春から 社内点検で発覚
朝日新聞DIGITAL 2018年6月7日07時29分
https://www.asahi.com/articles/ASL6653HPL66OIPE01Q.html



後者の記事で某フィリピン監理団体からの指摘はなかったとあり、
三菱の時との違いは何なのでしょうか。


賢明な方にとっては、やはり起きたかというような事件です。

外国人技能実習生の受入企業側では、
アンテナの高い先では、人のフリ見て我がフリ直せと、
見直しに余念がないのことと思われます。


ここで不正だと問題になっていることについて、
一般の方には、わかりにくいと思い、あえて改めて説明してみます。


技能実習生が入管で来日を許可されるためには、
制度のルール(今では技能実習法)にのっとって、
技能実習計画を管轄機関に申請して、
許可された場合にのみ、日本へ来ることができます。


その時の実習計画を許可されるためには、
杓子定規に、この仕事(実習)はしてはいいけど、
この仕事(実習)はしてはいけません、という決まりがあります。
*正確にはさせてもいい仕事が決まっているということです。


つまり、受入企業側では、日本人のように、
フリーハンドで仕事なら何させてもいいとはなりません。

企業側にしてみたら、
そんな使い勝手の悪いことはできないという場合が多いことでしょう。


まして、日本語もろくにできない状態ですから、
現実的には、いわゆる単純労働的なことしか、させようもないからです。

でも、あくまで技能実習、技能を習得するための制度ですので、
日本語であろうが何語であろうが、技能を習得させるための
実習を行わねばなりません。


現実は、賃金を支払ってまで、監理費を支払ってまで、
諸手続きや日本語教育、往復の航空券代まで負担して、
受け入れる意味が無くては、26万人も来日しているわきゃないです。


私たちは一般的に、大企業ならちゃんとしてるでしょうって思いがちです。
入管なども同様に、個別に具体的な根拠などなく、
大企業というだけで、スルーパスがスルスル通ります。


でも、人の口に戸は立てられません。


大企業にいようが、中小企業にいようが、
人は一人一人違うし、感情もあるし、24時間監視などできるはずもない。
モノじゃないから、話すんですね。


結果、実習計画の齟齬となり、今回のような大問題になります。

ぶっちゃけ、日産では全工場で技能実習生の数は640人だそうです。
受け入れ停止になったら、640人、どうするんでしょうか。
実習生は転籍になったとしても、穴埋めは誰がどうやってするのでしょうか。
下請けに協力させるのでしょうか。

下請けにだって、人はいないので、
この時代に、24時間営業させるのでしょうか。
スタッフには長時間労働を事実上、強制するのでしょうか。

下請けにだって、当該監理団体を紹介されて、
裏でキックバックを受けとったりしていた日には、
親会社に入ったのと同じように、
下請け先にまで機構の実地調査が入りかねません。


生産止めますか?



技能実習計画を、法を甘く見ていると、
遅かれ早かれ責任問題につながります。


巻き込まれるのは、職員であり実習生です。
もしくは、ろくに良くわからぬまま名前を書いている受入側の担当者かもしれません。
(それでも、サインした以上当事者責任は免れません)


こんな巻き込み事故は、おそらくしばらくトレンドのように勃発することでしょう。

リスクを分かっていても、
自社での現状を変えられない先ばかりでしょうから。

そして、片道切符の列車は、途中で止まることはできません。
途中下車もできません。

ケガを承知で飛び降りなければ、
ケツまくって退職届を出すほどでない限り、
巻き込み事故からは逃れられません。


悪質であると判断されれば、
罰金+刑事罰までつきます。


これを技能実習生受入時の問題点と言わずして、
何を言うのでしょうか。
(いや、他にもたくさんありますけどね。苦笑)


関係各位は、くれぐれもお気を付けください。

何も知らず監理団体に入ったばかりの担当職員とか、
受入企業でも同様の新人担当者の方などは、特に...


今まで大丈夫だったから...なんて、通用しないですよ。
時代は変わってますからね。




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